思考溜り

その名の通り、ここには思考が溜る。どんなに崇高でも、下賤でも、わたしの思考の全てはここに溜る。

2021年のエロゲの話

作品

冥契のルペルカリア

万年アイコンキャラ折原氷狐を発掘してしまった私的伝説作品。勿論シナリオ自体もかなり良くって、そっちも最高だった。前に言ったかもしれないけど、八椚紅葉と折原氷狐とレベッカ・クルーガーの三人はわたしの心をめちゃくちゃにした三人だからな……。

シナリオの方はまぁ、あんまり好きじゃないって人も割といるっぽくてつらい。わたしはウグイスカグラ最高傑作だと思います(空パラ未プレイ)。声優さんの演技がもうすごいのね。演劇パートなんかはヴォイスまったく飛ばさずに最後まで聞いてしまうくらいには素晴らしい。というかあれを飛ばすなんてとてもじゃないけどけどできない。

竜姫ぐーたらいふ2

これこそが虚構の頂点。ついに人生で100点をつけた作品に出会ってしまったね。わたしは気付いたよ。100点なんてものは、そこに思考の余地が存在しないのだと。今まで散々100点というものは存在からして矛盾しているーとかなんとかあげつらってきたけど、それならば100点とは? という問いへの答えを提示してくれた。これを超える者がない、隙がない、そういうんじゃない、瞬間的に、「ああ、これが頂点だ……」と感じた。それだけなんだ。

ドラゴン万歳!!!

ハッピーライヴショウアップ!

ある意味で今年一の目玉といっても過言ではないと思う。FAVORITEの転換点的作品であり、また(ほぼ)新人ライターである高山大河氏の起用。ある種試験的なものもあったのかもしれないが、わたしはこの作品を良い作品であったと声を大にして言いたい。確かに粗削りな部分、というよりは納得いかない部分もあったのだが、テーマの完遂という意味ではよくできていたし、何よりライターの将来性を感じるには十分すぎるほどのシナリオだった。これからも応援しています。

おばあちゃん、ママはさせてくれたよ? ~息子みたいに奪わせないわ!~

最早言葉もいるまい。欲しい人いたらわたしに言ってください。会えるならあげます。

ふゆから、くるる。

チエミなぁ……まじで可愛すぎるのよな……。タマユラミライの花子さんがあめとゆき絵で一番だと思ってたあの頃の自分はもういない……。テンプレートの権化のようなキャラクターだけど、逆にそれが可愛さを強調している。まぁ結局この子は顔が良すぎるということに殆ど収束してしまっているのだがね。

シナリオは、これまた否定的な意見が多いけど、わたしはかなり好き。短かったということは否定しないけども。後半のみんなで前を向いていくような風向きがとても好みだったの。とはいえ前半はちょっときつかったところもあったかな。ヴィカさんととりねこの一回目のえっちはちょっとヴィカさんに恐怖を覚えてしまった。まぁえっちシーンは全体的にかなりえっちだったので良し。

アインシュタインより愛を込めてAPOLLOCRISIS

この作品に対し、正直な話そこまで大きな期待はよせていなかった。飽く迄本編の補完、逆に言えば本編以上のことはあまり見込めないだろうと。だがその思いを遥かに上回る形で裏切ってくれた作品だった。

……まぁ、無料版で済ませた似非信者なのでこれ以上は何も言うまい。

けもの道☆ガーリッシュスクエア

てとーら!! 白もち絵最高!!

さくレット追加シナリオ

また泣いちゃった……。本編で涙流して、追加分でまた号泣。あんなん櫃ような言って理性では言ってるんだ。でも……ここで涙を流さないなんてことにはならなかったんだ。単純な愛情で言えば、所長以上のキャラクターは存在しないのだと改めて実感した。

クナド国記

今年は(少なくともみんなは)期待外れといってる作品が多かったけど、今年最後の作品もこうなったか……。因みにわたしはアマツツミよりちょい上くらいの評価に落ち着く(自分も世間も)と発売前に思っていた。ふたを開けたらあらびっくり、アオイトリといい勝負って感じだったね。かなり酷評してる人も多いけど、流石にそこまでではないだろ派。残念だと思うところはあったが、本作を悪い作品だとは思っていないし、そう未プレイの人には思ってほしくないね。勿論発売前の予想より良い作品ではないことは確かなのだけど。

キャラクター別

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上の二人が歴代で見てもトップに食い込むくらい好き。

折原氷狐>星都チエミ>>イリス≧さんご>カーレンティア・ヴェリーベル>ミコ>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>てとーら

が全体で好きなキャラ一覧。好きなキャラだけ載せてるので、逆に言えばここにのっけてるのはかなり好き以上。

今年の曲と言ってライムライトの残火を語らずに済ますことはできない。シナリオとの調和、曲調、どちらも非常に素晴らしく、2月の時点で今年のベストエロゲソングはこれだなと思ったほど。

次に桜花千爛。クナド国記のOPであるが、これがまた良い。入り、サビへの転調、3番、それぞれ異なった特徴を持たせつつ、やはりOPとしての雰囲気を保っているという点は非常に良い。中でもお気に入りなのがサビへの転調。わたしの表現力では聞いてくださいとしか言えないのが口惜しいが、どことなく未来を想起させる曲調に惹かれてやまない。また、OPだけでなくクライマックス的な場面でも驚くほどの調和を見せた。何処をとっても隙のない曲だ。

最後に世界はふたりのために。ハラショウのエンディング曲であるが、サビのテンポと菓子のマリアージュがわたしを絶頂させた。

輝く明日を描く夢の魔法で果てしない願い叶えてゆこう 

はじける笑顔のまま未来を重ねてゆくたび世界中を照らすよ 

太陽さえ霞むほどにまばゆい愛溢れてゆく

ここ、本当に毎日が楽しくって仕方がない、そんな気持ちがひしひしと伝わる。それでいて歌手の方も本当に楽しそうに、元気そうに歌うから、聴くたびに笑顔になれる、そんな曲だった。