思考溜り

その名の通り、ここには思考が溜る。どんなに崇高でも、下賤でも、わたしの思考の全てはここに溜る。

『竜姫ぐーたらいふ3』感想

 

ついにやってきました。あの伝説から約2年、そして神話を築いた日から約1年。この日世界の均衡は崩れ、やがて虚構は完成するのだと。私は何度も本作、及びこのシリーズを虚構の頂点と言い、広めてきた。苦節万年、ドラゴンでさえ決して短いとは思えないであろう時、数多の心ない言葉に晒されようとも虚言ではないと必死に訴え、やがて私は多くの理解者を得た。蒙昧なる多くの人間たちにドラゴンのすばらしさを啓蒙することに成功したのだ。ドラゴン3年、今日も私は元気にしています。

 

メイちゃん可愛いね💕

や、ほんとにメイちゃん可愛かった。例の如くドラゴン服(?)がとてもよく似合っていたし、目の色がエメラルドグリーンなのもよい。個人的に好きな目の色ランキング1位なので。本当にメイちゃん可愛くてハルもイリスもさんごも忘れ……るわけないでしょ!!! 私はドラゴンすべてを平等に愛するのです……(なおドラ美その枠には入っていないものとする)。

でもなんだろう、私としてはこの作品でもっとも魅力的なのがドラゴン服(?)状態で翼を出している状態なのだけど、メイ以外のキャラにはその状態でのえっちシーンがなかった。これは大きなマイナスですよ! イリスとさんごはまぁもともと流れ的にえっちシーンは一介しかないんだろうなぁと思っていたのでしゃーないと思えたけど、たしかメイと同じくらいの回数あったハルにもなかったのは号泣ものです。

そのハルですが、まぁ正直メイと同じ回数あるとは思ってもみませんでした。流石にそこまで入れるならメイ優先するかなと思ってたので。流石正妻(こら)。なんだかんだでハルのための物語だったんだなーって。結局最後に活躍したのだってハルだったしね。邪神ちゃん3期みたいなラストの展開は笑ってしまった。

……! 邪神ちゃん3期と言えばアニメ界における虚構の頂点まちカドまぞくに次ぐきんいろモザイクに次ぐ虚構の準準頂点……! やはり頂点に君臨するようなものはどこか共通項が見出されるものなのだね……。

しかし私はここまで読んで気付いてしまったのですよ。メイ、あんま活躍してなくね? と。いやね、3読んで抱いたメイへの感想って可愛いね、ちょっとかわいそうなところもあるね、くらいなんですよ。……パンチ弱くね?物語的に重要なキャラクターではあるんですよ。メイがいなかったらこの作品は成立してないようなものだし。でも、登場してから与えた影響があまりにも地味というか。ハルが強すぎるというか。まるで心根まで第五夫人かのよう……。メイちゃんとても好きなキャラクターだったのでもっと活躍させてほしかったなって、まぁそれだけです。

 

 

点数:100/100 文章:5/10 味:ドラゴン