思考溜り

その名の通り、ここには思考が溜る。どんなに崇高でも、下賤でも、わたしの思考の全てはここに溜る。

『プリンセス・プリンシパル Crown Handler』を観てきた

はい、ということで観てきました。Fateの一章と二章を見たにも拘らず三章を観なかった程度に映画館苦手な私ですが、流石にこれは観ました。そのくらい好きな作品。

 

 

大まかな感想

好き補正掛かってるかもしれないが、かなり面白かった。予告映像であった

「お懐かしいですな……10年ぶりでしょうか、シャーロット殿下」

の部分、分かってたけど最高だね。私こういう描写にめっぽう弱い。

アニメのファンが求めていたようなものは基本的に入っていたし、作品単体として見ても十分良かった。今回の主役であるウィンストン、彼がいい味出してたね。まぁ分かってはいたけど今回で触れられたことはウィンストンとその周辺の出来事のみ。流石に6章構成ともなれば贅沢に尺使えるだろうし事の真相は後半だろうからそこらへんうまく使って深みを醸してほしい。

詳細に色々

ウィンストン、本当に好き。侍従長であり、幼い頃からシャーロットのことを見守ってきながら、その正体は共和国のスパイ。しかしシャーロットへの愛が偽物だったというわけではない。最初こそ気付かなかったものの、アンジェの姿を一目見たときからアンジェが本物のプリンセスであることに気付いた。それからかどうかはわからないが、作中彼はアンジェをシャーロット殿下と呼び、プリンセスをプリンセスと呼んだ。きっと彼なりの区別だったんだろうな。プリンセスをこの国のプリンセスとして心から尊敬していた。彼にも国の実態に対して思うところがあり、それを変えたいと願うプリンセスをこそ真の王女と認め、プリンセスと呼び続けた。しかし途中共和国すらも裏切ってしまった。確か1章ではそれについて明確に明かされなかったけど、私はウィンストンが目先の欲に眩んだのではなく、正義を信じてそれが最善であると選んだ道なんだと信じたい。

そして最後はスパイらしい最期を迎えたこともまた良し。嘘つきの最期はこんなものであると。そしてシャーロットにはこんな最期は迎えてほしくないと。この時の悲壮感漂う雰囲気は非常に好ましい。やはりウィンストンは実の孫のようにシャーロットを愛していたのだなぁ。アンジェたちには、せめて仲間くらい真実を話してほしいと思ってしまった。実際この秘密を知っている者は王国内にまだいるのか、それともウィンストンの死によって闇に葬られてしまったのか、いやはや、次回が楽しみでならない。

 

 

因みに、来場者得点はアンジェとベアトのポストカードでした。あたりだ、やったね!(まぁポストカード他に見てみたけどはずれっぽいのがそもそもなかったんだけど

というか映画だとところどころ曖昧なとこがあって、それを確認できないのは結構つらい。